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栃木子どもの本連絡会 研修交流会
ー学校図書館に専任の司書を ー
どうして? それって必要? 私たちに関係あるの?
講師:水越規容子 |
平成25年4月6日(土)、栃木子どもの本連絡会では、総会後に学校図書館を考える全国連絡会事務局の水越規容子さんをお迎えして「学校図書館に専任の司書を
どうして? それって必要? 私たちに関係あるの?」と題した研修交流会を開催しました。昨年夏、読売新聞に掲載された学校司書法制化の記事(下記参照)を受けて、リーフレット『学校図書館を考えるシリーズその11』を作成しましたが、その後の政権交代によりまったく動きが読めなくなってしまいました。そこで、その後の動きと問題点についてお話いただきました。

― 水越規容子氏のプロフィール ―
1999年に町田市の中学校図書館ボランティアとして活動を始める。
その後、町田市の学校図書館を考える会を経て、学校図書館を考える全国連絡会の事務局となる。
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《講演要旨》
1997年学校図書館法改正以降学校司書≠ニいう用語すら認められていませんでしたが、近年、その存在は認められ始め、全国各地で学校図書館に専任・専門・正規の司書配置を求める声が大きく広がってきています。文部科学省でも2008年9月には学校司書≠ニいう文言が使われました。そうした中にあって、学校司書法制化の動きが出てきたことは嬉しい限りです。
しかしながら、現実にはそう単純なことではなさそうです。というのも、この法制化の話は学校図書館法の中のことで、学校教育法については言及されていないからです。
学校図書館法の中で学校司書が認められても、学校内の職務分掌を定めた学校教育法の「置かなければならない職員」の中に学校司書が明記されないと、学校司書の身分が保障されないからです。予算措置が伴わないと骨抜きの法改正になりかねません。また、司書教諭との棲み分けも問題です。専門性の確保についても養成課程から見直す必要がありそうです。
法制化を急ぐことで、名目ばかりの司書配置とならないために、専任・専門・正規の必要性と身分保障の関係の正確な理解が必要です。

《用語解説》
専任 子どもがいつでも利用でき、ニーズにこたえられる学校図書館であるためには、専任の人が必要だからです。事務職との兼任や、一人で2〜3校を掛け持つという形態では力を発揮できません。
専門 学校司書の専門性を認めて、学校図書館を授業に生かしていくためには、学校司書の身分が教師と対等でなくてはなりません。
正規 専門性を培うためには、時間をかけて知識を蓄積することが必要になります。また、子どもたちの成長に寄り添える立場になくてはなりません。そのためには雇用保障が必要です。
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