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作者 |
訳者 |
出版社 |
リンドバ-グ
空飛ぶネズミの大冒険
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ト-ベン・
ク-ルマン |
金原瑞人 |
ブロンズ新社 |
1927年、リンドバ-グが初の大西洋横断飛行に成功する15年前の1912年、ハンブルグに知りたがり屋のネズミが住んでいた。彼は人間の図書館で何日も本を読みふけっていた。仲間の所に戻るとネズミは一匹も居ない。「バネ式ねずみ取り」が発明され、犠牲になりたくない仲間たちは、自由を求めてNYへ旅立つて行ったに違いないと考えた子ネズミは、仲間を追って港に向かうが、ネコに阻まれ乗船出来なかった。
「そうだ!大西洋を飛んでいこう」と思った子ネズミの試行錯誤が始まった。一回目、二回目と失敗した。ある霧の濃い日、街で一番高い教会からから飛び立ち、西を、NYを目指して飛行を続ける子ネズミの壮大な冒険物語。
ト-ベン・ク-ルマンの初の絵本で、2014年ドイツ語と英語で刊行され、その後、20の言語で翻訳されて、世界中で話題となっている。
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さよならを待つふたりのために
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ジョン・グリ-ン |
金原瑞人・竹内茜 |
岩波書店 |
ヘ-ゼル・ランカスタ-はインディアナポリスに住む、賢いけれど皮肉っぽい性格の17歳の女の子。甲状腺癌を患い、肺にも転移している末期患者。今は薬のお陰で深刻な状況を免れているが、何処へ行くにも酸素ボンベが必要で、学校へも通えず、友人も出来ず、毎日同じ本ばかり読んでいる。心配した母親は、癌患者の支援団体へ行って友達を作ることを勧める。渋々参加した癌患者の集会で、骨肉腫で足を失い、病気を克服したオ-ガスタスと出会った。18歳のオ-ガスタスは、ク-ルなヘイゼルに一瞬で恋に落ち、ユ-モアセンスが似ている二人は間もなく惹かれ合う仲となる。
数週間後、オ-ガスタスからヘイゼルに最高のサプライズが贈られる。なんと彼女が敬愛する作家ピ-タ-・ヴァン・ホ-デンに会いにアムステルダムに行くということだった。
ヘイゼルの医療チ-ムは、アムステルダム行きに難色を示したが、説得の末やっと行けることになり、二人は作家に会うためにオランダへ旅発っていったが・・・・・。
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サリンジャ-に、
マティ-ニを教わった
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金原瑞人 |
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潮出版社 |
著者は、翻訳生活30年。450冊に及ぶ海外文学を翻訳し、雑誌や新聞での旺盛な書評活動でも良書を紹介している。10年前から月刊雑誌「小説すばる」に「僕が次に訳したい本」というタイトルで100回にわたって連載したもののなかから37編を収録した。
第1章 翻訳者の忙しい日々
(僕が次に訳したい本・そもそも、YAとは「問題小説」であったほか)
第2章 物語は時代や国境を越える
(神なき国のファンタジ-・「ハムレット」はお好き・少年よ、書籍を抱け!ほか)
第3章 出会いはいつも本とともに
(サリンジャ-に、マティ-ニを教わった・僕が出版社に持ち込みする理由ほか)
YA小説の翻訳を手がけている著者が、共訳の著書が多いのはなぜだろうとおもっていたが、第1章「翻訳家の忙しい日々」の中の、「使えない言葉」で疑問は解決など、ばらばらだった知識が意外な点で結びついたりと、いろいろな楽しみ方が出来ます。
当代随一の翻訳家の縦横無尽のおまちゃ箱のようなエッセイ集です。
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